ベト病



○概要
べと病は種子にも発生し品質を低下させる。

○病徴と診断
べと病;葉、莢、種子に発生する。葉ではまず最初に、表面に円形または不正形の淡黄白色の小さな斑点が点々と現われる。病勢がすすむとこの病斑はゆ合して15o前後の不正形の大きな褐色病斑となる。病斑の裏面には淡黄色の綿毛状の菌そうが盛り上がり、乾燥してくると淡灰黄色〜帯褐紫色となる。種子が侵されると、種皮に灰色がかった黄色の斑紋ができ、その上に乳白〜黄褐色の菌糸が薄くひろがる。種皮にしわが寄ることが多く、亀裂もできやすい。発病が激しいときは落葉し、大きな被害となることがある。

○発生生態
べと病;この菌は卵胞子という特殊な胞子をつくって種子や被害茎葉で越冬し、翌年の伝染源となる。ダイズの本葉展葉後間もなく発生するが、20〜22℃で湿度が高いととくに発生が多い。このため6月頃から7 月中旬頃に発生が多いが、梅雨の長くつづくような年はとくに多発する。8月上旬頃にはー時発病は止まり、 9月中旬以降収穫期にかけて再び発生する。また、茎葉が茂りすぎて風通しが悪いと発生しやすい。